ちょうど1年前に医師、歯科医師の有志の先生方と大分市医科歯科連携ネットワークを立ち上げました。
昨年12月には医科歯科連携のパイオニアとも言える広島県呉市連携から沖本信和先生をお迎えしてキックオフ講演会を行いました。
今年度の活動目標は、「歯科から医科への紹介を増やす」ということです。
現在、骨粗鬆症の健診受診率は全国平均で約5%です。
糖尿病などの健診受診率の10分の1くらいの人しか骨粗鬆症健診を受けておりません。
その結果、骨折してから骨粗鬆症に気付くという事態になっています。
昨年は大分市の岸本歯科と共同で大分市保健所での講演会を実施して、健診受診率を高めていく活動にも協力しています。
広島県呉市では、歯科の先生方が顎の骨のレントゲンで骨粗鬆症を早期発見するという取り組みを行って成功しています。
歯科医の協力で大腿骨骨折が減少したそうです。
健診だけで骨粗鬆症の早期発見をすることが難しい以上、大分市でも歯科医の先生方にもご協力をお願いしたいと思っています。
メディア株式会社が開発しているPanoSCOPEが間もなく薬事承認を得られる見通しだそうです。
PanoSCOPEを使えば顎のレントゲンで簡単に骨粗鬆症の可能性を判定することができます。
きたる5月28日の世話人会にはメディア社の方にお越し頂いて、製品紹介をして頂く予定です。
今年は歯科での骨粗鬆症健診が大いに進歩する1年になっていくであろうと期待しています!